ベランダやバルコニー、テラスのリフォーム費用相場

ベランダやバルコニー、テラスのリフォーム費用相場

自宅のベランダやバルコニー、テラスなどは、家でのリラックスタイムや家族団らんの時間を演出してくれる大切なスペースです。しかし雨風に晒されているため、室内にある住宅設備よりも劣化が早く、時にはベランダの継ぎ目から雨漏りが発生してしまうこともあります。

そのため定期的なメンテナンスは必須ですが、リフォームにはいくらかかるのか気になるところです。本記事では、ベランダやバルコニー、テラスのリフォームおよび設置費用相場を紹介します。

【目次】ベランダやバルコニーなどのリフォーム費用相場
  1. ベランダなどのリフォームにかかる料金と注意点
    1. ベランダのリフォーム
    2. バルコニーのリフォーム
    3. テラスのリフォーム
    4. ウッドデッキのリフォーム
    5. マンションでもリフォームできる?
  2. まとめ

ベランダなどのリフォームにかかる料金と注意点

ベランダなどのリフォームを考えた時、かかる費用や料金ばかりを気にしてしまうと「思ったようなリフォームが叶わなかった」ということも少なくありません。住宅のどんな箇所でも、リフォームには相場があります。

相場を大きく下回るようなリフォームの見積もりや、逆に高額過ぎる見積もりには注意しなければいけません。リフォーム箇所ごとによるポイントや注意点、費用相場についてそれぞれ見ていきましょう。

ベランダのリフォーム

ベランダとは、住宅の外にある屋根のついたスペースのことです。屋根があるため野ざらしのものよりは劣化スピードが遅くなりますが、それでも長年使用していると錆が出てしまったり、雨漏りの原因となってしまうことがあります。

リフォームのポイント

ベランダのリフォームをする上で、大切なのは「利用方法に合わせたリフォームを行う」ことです。物干しとして利用するときには、風通しが良く太陽光も適度に入るように工夫しなければいけません。

家族のリラックスタイムに利用するのであれば、外からの視線が気にならないよう、ある程度目隠しが必要となります。これらに加え、ベランダは防水性や耐久性が高いものを選びましょう。

また、定期的なメンテナンスも必要です。新しい戸建てであっても、5年ごとに点検し、10年に一度は防水工事を行いましょう。

費用の相場について

ベランダのリフォームでは、ほとんどが50万円以下の工事となります。床材の変更と防水工事で10万円、床材をウッドやタイルなど凝ったものにした場合には20万円が相場です。小さなベランダを1つ増やすときには、30~50万円が相場となっています。

但しベランダの腐食が激しく、既存のベランダを撤去した後に新設するといった大掛かりなリフォームでは150万円を超えることもあります。

バルコニーのリフォーム

バルコニーとは、住宅の外にある屋根のないスペースのことです。ベランダよりも自然環境による影響を受けやすいため、リフォームを行うスパンも短くなります。

リフォームのポイント

バルコニーは屋根がないため、周囲の視線を集めやすい場所です。外観とそぐわないバルコニーや視線が集まりすぎるバルコニーでは、落ち着かない空間となってしまうでしょう。バルコニーを新設またはリフォームするときには、目隠しとなるものを設置するのがおすすめです。

機能性を保つためのリフォームも大切です。防水工事はもちろん、腐食しやすい床の張り替えも定期的に行いましょう。点検は5年ごとが推奨されますが、バルコニーの状態によっては5年未満でも点検・工事が必要なこともあります。

バルコニーの床や壁に防水コートを施してある場合、防水コートのひび割れや剥がれを見つけたら業者に点検依頼をしましょう。

費用の相場について

バルコニーの防水工事は10万円ほど、定期的な点検に伴う工事では1~20万円が相場となっています。床の張替えは面積にもよりますが20万円程度、増築は50万円、屋根の増設では20万円が相場です。おおよそベランダのリフォームと工事金額は変わりません。

テラスのリフォーム

テラスは、住宅と窓や扉でつながっている屋外スペースです。庭より一段高くなっており、リビングと繋げて広いスペースを確保し、家族団らんの場所として利用できます。テラスには屋根のあるものとないものがありますが、多くは屋根付きです。

更に壁が付くとテラス囲いやサンルームと呼ばれ、自然環境に左右されずに洗濯物を干したり、子どもがのびのびと遊ぶこともできるスペースとなります。

リフォームのポイント

テラスを新しく設置するのであれば、家の外観と合わせ違和感のないようにデザインを統一する必要があります。例えば、モダンな外観の住宅にカントリーなテラスではアンバランスになってしまうでしょう。

耐久性についてもよく考えなければいけません。メンテナンスが多く手入れも必要となる木材のテラスより、防水・防汚性、耐久性に優れた材質の方が適しています。

費用の相場について

テラスのリフォーム全体では費用に幅があり、価格帯は15~100万円の工事が多いようです。木材の床を耐久性の優れたタイルに変更する場合には15~30万円が相場となっています。テラスを新設するときには、屋根がなく床のみで15万円から、屋根付きは30万円から、テラス囲いと呼ばれる屋根・壁付のものは50万円ほどかかると考えておきましょう。

サンルームを設置する場合には、大きさやグレードによって価格は異なりますが30~100万円ほどかかります。

ウッドデッキのリフォーム

ウッドデッキはその名の通り「木材のデッキ」です。木材を利用するため防腐処理や防水処理といった定期的なメンテナンスを必要とします。ウッドデッキは意外にも設置価格はそれほど高くありません。だたしメンテナンス回数は格段に増えるため、設置後のコストにも気を付けなければいけません。

またウッドデッキには天然木と人工木の2種類があります。天然目は毎年メンテナンスを必要としますが、樹脂加工された人工木はさほどメンテナンスを必要としません。

リフォームのポイント

天然木ウッドデッキの寿命は、しっかりメンテナンスを行っても10年ほどです。天然木のウッドデッキは適切なメンテナンスを行わないとシロアリ被害を受けることもあり、毎年塗装を必要とします。

しかし同じ天然木でも木材によって耐用年数が異なります。耐久性に優れたレッドシダーやウリンといった木材を利用することで、耐用年数は20~30年まで伸びるでしょう。

一方人工木は、ほぼメンテナンスを行わなくとも30年はもつ、と言われています。しかし経年劣化による色あせなどがでてきたら、定期的に塗装をした方がよいでしょう。

ウッドデッキの寿命を延ばし、さらに天候に左右されないスペースを作りたいのであれば、ウッドデッキ用のサンルームを設置するという手もあります。

費用の相場について

ウッドデッキ設置の費用は、20~50万円が相場です。使用する材料が人工木で、面積も広くなければ20万円以下でおさまる可能性もあります。耐久性のいい天然木を使用し、設置する面積も広くなると設置費用は上がるでしょう。

塗装によるメンテナンスは業者に依頼すると5万円ほどかかりますが、自分で行えば塗料と塗装に使う刷毛やローラーといった材料費のみとなります。

マンションでもリフォームできる?

いくら購入したマンションであっても、戸建てとは異なりリフォームには制限があります。マンションには専有部分と共用部分がありますが、共用部分はリフォームできません。

専有部分の例

マンションの専有部分は、玄関扉の内側から、窓の内側までです。マンションでも、この範囲にある住居スペースであればリフォームが可能です。ただし、マンションによっては専有部分でも管理規約によってリフォーム不可能な部分もあります。

古いマンションであれば、電力の関係でガスコンロをIHクッキングヒーターにできないよう決められている、といった具合です。

共用部分の例

専有部分以外の玄関扉外側からすべてと、窓側から外のベランダやバルコニーが共用部分にあたります。つまりマンションでは、ベランダやバルコニーは共用部分となるため基本的にはリフォームできません。

しかし、外観を損なわない程度のリフォームなら許可しているマンションもありますので、もう一度マンションの管理規約を確認してみましょう。

まとめ

ベランダやバルコニーは、上手に利用するとマイホームをより広々と活用することができます。ガーデニングが趣味の方はウッドデッキやテラスを、物干しスペースや温室が欲しい方はサンルームを新設してみましょう。

経年劣化してしまったベランダやバルコニーも、リフォームすることで快適性が増すだけではなく、外壁からの雨漏りを予防することができます。いずれのリフォームも費用は10~50万円お手頃ですので、気になる部分があれば思い切って業者にリフォームの相談をしてみましょう。