屋根リフォームの価格相場と補助金、屋根材の選び方

屋根リフォームの価格相場と補助金、屋根材の選び方

住宅の外にある「屋根」は、日常的になかなか目にしないので、傷んでいても気づきにくいところです。しかも住宅の上にあるため、屋根にあがって自分でチェックすることもあまりないでしょう。しかし、屋根は家のなかでもかなり重要な部分です。

毎日のように太陽の熱、雨や風から住まいを守っているのが屋根です。そのため、屋根が傷んでしまうと雨漏りの原因になるなど、住まいのなかにも大きな影響を及ぼすこともあります。

適切なタイミングでリフォームすれば、住まいの寿命もかなり伸ばすことができます。そこで今回は、屋根リフォームのときに知っておきたい屋根材の種類や、費用相場について紹介していきます。

屋根のリフォーム費用相場と補助金

どんな屋根リフォームをするかで費用相場が異なってきます。また、使える補助金もあるので工事前には要チェックです。

費用相場

屋根リフォームには次の3種類がありますが、どれにするかによって費用相場が異なります。費用だけで決めるより屋根の状況や今後のメンテナンスの仕方を考えて、屋根リフォームをしてくといいでしょう。

塗り替え

塗装面積や劣化具合、塗料の種類によっても費用が異なります。塗装前の下地の状態がかなり悪いと、補修してからの塗り替えとなるので費用が高めになります。

また、耐久年数が長めになるグレードの高い塗料だと費用はあがるでしょう。だいたい50万円前後くらいからが相場と考えておきましょう。

カバー工法

今ある屋根材の上に重ねていくため、工期が短くなり、それによって費用も抑えられます。屋根材選びや屋根の面積によって費用が変わりますが100~150万円くらいが一般的な相場価格と言えるでしょう。

葺き替え

葺き替えの屋根リフォームは、今ある屋根材を撤去する必要があります。処分費用に加え、下地の補修など工事内容が増えてきます。さらに新しい屋根材の材料費も加わるので、価格は高めになります。

また、2004年よりも前のスレート屋根には処理するために届出しなければならないアスベストが含まれていることが多いので、処分費用が結構かかってしまうかもしれません。撤去時に必要以上に粉塵に気を遣わなければならず、カバー工法を選ぶケースが多いでしょう。

葺き替えの費用相場ですが、150~250万円くらいと予想しておくといいかもしれません。

補助金や助成金について

あまり目に入る場所ではないため、後回しにしてもいいのでは…?と思ってしまいそうですが、適切なタイミングでメンテナンスしなければ、最終的に大きなお金が必要になるケースもあります。

少しでもお金を節約したいと考えたときに、利用したいのが補助金や助成金制度です。

補助金や助成金は、自分が住む地域の自治体によって内容や条件が違っているので、詳細は各市町村に問い合わせをしてみるのがいいでしょう。なかには「屋根リフォームをしただけで、数万円の補助金がおりてくる自治体もあります。

また、古い家屋の屋根リフォームなら、条件によっては補助金がおりるケースもあります。築年数が古い家屋は、耐震性があまりよくないことが多いです。特に、屋根材が重量感のある瓦の場合、屋根を軽量化する工事で補助金が出ることもあります。

屋根材に条件はありますが、葺き替え工事は結構高額なので上手く活用できればお得な工事ができるかもしれませんね。

なお、以下のサイトで市区町村別の住宅リフォーム支援制度確認できます。内容が変更になる場合もあるので、利用前に各自治体に確認してください。

※参考:地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト
http://www.j-reform.com/reform-support/

屋根のリフォーム工事の種類

屋根のリフォームはどんなことをするのか、また、どんな屋根材があるのかも見ていきましょう。住まいをベストな状態に保つには、屋根の定期的なメンテナンスがとても大事です。

しかし、目に見えにくい場所にあり劣化状況が分かりにくいです。雨漏りをしているなど室内に影響があるようなら、すぐにでも屋根リフォームを検討しましょう。

一般的に屋根リフォームは大きく分けて次のような工事があります。

塗り替え

屋根表面に付着した汚れを取り除き、上から新たに塗料を塗っていきます。塗料の種類によって、塗り替えのタイミングが変わります。

耐用年数が長い塗料だと価格は高めですが、安い塗料を選ぶと塗り替えのスパンが短くなるでしょう。また、塗料によって期待できる効果が違うのでどんな塗料で塗り替えるかも大事なポイントになってきます。

カバー工法

「重ね葺き」とも言われ、今ある屋根の上に新たな屋根を重ねていく方法です。既存の屋根を壊さないので、工期も短めでリーズナブルです。

ただ、重ねることで屋根の重量が住まいの耐震性に関わるのでないかという心配もあるかもしれません。カバー工法で選ぶ屋根は、軽めの屋根材を選ぶことになります。

下地の傷みがそれほど進んでいないときに選ばれることが多い方法ですが、現在の屋根材の種類や劣化状況によってはカバー工法が難しいケースもあります。

葺き替え

「塗り替え」や「カバー工法」でも対応できないくらい傷んでしまった屋根は、現在の屋根を撤去して新しい屋根を設置していきます。それが「葺き替え」です。

屋根の下地にも影響が出ている場合には、葺き替えすることで住まいの耐久性が高まります。今ある屋根材とは全く違った屋根にすることもできます。

屋根材の種類と選び方

住宅に使われている屋根材はいくつもの種類があります。大きく分けると「スレート系」「粘土系」「セメント系」「金属系」という4つです。

スレート系

日本の住宅でよく使われている屋根材で、「化粧スレート」「コロニアル」「カラーベスト」などと言われています。セメントを基に繊維を混ぜて薄い板にした屋根材で、軽量なのが特徴です。

バリエーションが豊富なので、素材感にこだわったものを選ぶこともできます。ただ、色あせがしやすいので定期的なメンテナンスをしなければ「美観」を損なってしまうかもしれません。

それに屋根表面の防水性が年数とともに失われやすいので、メンテナンスは十分に注意が必要です。一般的には10年くらいを目安に塗り替えが必要と言われています。

粘土系

一般的に日本瓦と呼ばれる粘土系の屋根は、古くから日本で親しまれている屋根材です。「和瓦」「陶器瓦」などと呼ばれることもあります。

日本瓦の大きなメリットは、なんと言っても耐久性の高さでしょう。厚みがある屋根材で住まいを守り、50~100年もの間の寿命があります。日本風の家屋にマッチした優雅な屋根です。

セメント系

セメントと砂がベースとなっているのがセメント系の屋根材です。「コンクリート瓦」「セメント瓦」「モニエル瓦」と言われます。粘土系の瓦と違って、定期的に塗り替えすることが必要です。

塗装が剥げてくるとツヤがなくなってきますので、15~20年度めどに塗り替えするといいでしょう。

金属系

金属系の屋根材には、「ガルバリウム鋼板」「銅板」「トタン屋根」があります。軽量でデザイン性があるガルバリウム鋼板は、耐久性が高く、屋根リフォームでも注目されている屋根材です。

サビに強く、基本的にメンテナンス不要と言われている銅板も古くから選ばれている素材です。

また「トタン屋根」も安価で施工しやすいことから築年数の経過している日本の家屋ではよく見られます。錆びやすい特徴もあるので定期的なメンテナンスが必要な屋根材です。

選び方のポイント

いくつかの屋根材を紹介しましたが、カバー工法あるいは葺き替えのどちらの場合でも、既存の屋根の状態に応じての屋根材選びが必要になります。

屋根の下地の傷みが軽度であれば、カバー工法での屋根リフォームができますが、住宅が重くなってしまわないように軽量の屋根材を選ぶ必要があります。

また、屋根の下地が傷んでいれば下地を補修してから葺き替えをする方がいいでしょう。特に、築年数がかなり経過した古い建物の場合、雨漏りがしているなど現状で問題が起きていることもあります。

既存の屋根材と違った種類を選ぶこともできますが、今後のメンテナンスのしやすさなども考えて屋根材を選ぶようにするといいかもしれません。

まとめ

屋根は住宅を紫外線や雨、風、砂埃から守り、住まいを日々守ってくれる重要なところです。目に見えない場所なので後回しにしがちですが、少しずつ状況が深刻になってしまうかもしれません。住まいの寿命を高めるポイントになる部分なので、適切なタイミングで屋根リフォームすることが大事です。

どんな屋根材を選ぶかによって今後の耐久性も変わるので、それぞれの特徴や予算を十分に考えて屋根材を選ぶようにしましょう。

また、屋根リフォームには、大きなお金がかかります。少しでも安く抑えるためには、住んでいる地域でどんな補助金があるか、早めにチェックしておくといいかもしれませんね。

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