水回りのリフォーム時期と費用相場、工事の日数

水回りのリフォーム時期と費用相場、工事の日数

住宅の水回りは、暮らしの中心となる大切な部分ですね。水回りが快適な住宅は、家の中での動作や家事のストレスが少なく済み、その住宅で暮ら人の気持ちや生活を豊かにしてくれます。

水回りが古くなると、光熱費が余分に掛かってしまうことや、水漏れ等で家の構造体に悪い影響を及ぼしてしまう心配もあるのです。また、水回りのリフォームや点検を適切なタイミングに行うことが、住宅をより長持ちさせるポイントにもなってきます。

この記事では、トイレ・キッチン・浴室・洗面所などの水回りをリフォームする適切な時期や、費用の相場、工事の日数など、水回りのリフォームで気になる基本的な情報をまとめて紹介しています。水回りのリフォームを検討中の方は是非ご確認ください。

トイレのリフォームについて

トイレのリフォームの内容は、

  • 便器の取替え
  • 壁や天井の壁紙張替え
  • 床の張替え
  • 断熱サッシの設置
  • 照明器具の取替え
  • 建具の取替え
  • 手すりや手洗い器の新設等

がリフォームの内容としては多いです。必要な工事内容を見極めて、適切なリフォームを行いたいですね。

リフォーム時期の目安

トイレのリフォーム時期の目安は、新築から20年とされています。大便器が陶器の場合、割れない限り半永久的に使えるのですが、タンク内に使用されている部品の寿命や、排水・給水配管のメンテナンスを考えて、リフォームが推奨される時期が20年目です。

20年に達していなくても、以下の項目に当てはまるものがある場合は、点検やリフォームの依頼をなるべく早く検討する必要があります。

  • 床や壁にシミのような汚れがある
  • 給水管や便器と床の継ぎ目から漏水する
  • 嫌な臭いがする
  • 便器や便座が割れている
  • 取れない汚れがある
  • 掃除がしにくく、ストレスを感じる

家庭内で介護が必要になるなど、家族の利便性を考慮してリフォームをするケースも増えています。

費用相場

トイレのリフォームの相場は、20~40万円です。最新型の便器と便座を取り付け、床と壁の張替えを行うとこのくらいの値段になり、トイレのリフォーム内容としては最も一般的な内容です。

トイレのリフォームは、内容を分けて考えることもできます。その場合の費用の相場は以下のようになります。

便器の交換だけを行う

費用相場は3万~30万円が目安になります。古い便器を撤去し、新しい便器を取り付ける工事です。タンク式のものは3万円程度から選ぶことができ、タンクレストイレや、最新型の便器や便座を選ぶと値段が高くなります。

床の張替え

費用相場は便器交換費用にプラス2万~5万円が目安になります。CFシート張りが一番安く、タイル張りや高級なフローリングを選定すると費用が嵩みますが、トイレは広い空間では無いので、比較的安い値段で高級な床材を選ぶこともできます。

便器の取替えを行うと、床の汚れや腐食の状況、配管の位置などの状況に合わせて床の張替えが必要になることがあり、仕上がりのきれいさを考慮しても、便器の取替えとセットで床の張替えまで行うことがおすすめです。

壁、天井のクロス張替え

費用相場は便器交換費用にプラス1万~2万円が目安になります。給排水を壁から取っていて、その位置が新旧で大きく異なる場合や、汚れがひどい場合は壁、天井のクロスを張り替える必要があります。

便器、床、壁、天井全てをリフォームできると、トイレの空間は新築の住まいのように生まれ変わるので、トイレのリフォームをする場合は出来れば壁・天井もきれいにする計画を立てたいですね。

その他のリフォーム費用

この他にも、便器の交換と合わせて検討したいリフォーム内容の費用の相場を解説します。

  • 出入り口の扉取替え(20,000~30,000円)
  • 紙巻器・タオルかけの取替え(3,000~10,000円)
  • 段差解消(5,000~10,000円)
  • 手すり取り付け(3,000~10,000円)
  • 断熱サッシの取付け(10,000~30,000円)
  • 照明器具の取替え(5,000~10,000円)

相場ですので、もちろんこの値段以上にも以下にもなります。予算の許す範囲で、トイレの空間を新しくできると仕上がりも気持ちのいいものになりますね。

工事の流れとかかる日数

トイレのリフォームは、一般的に以下のように進められます。

工事前

  1. 現地調査
  2. 見積
  3. 打ち合わせ(色決めや、ショウルーム確認など)
  4. 契約

着工後

  1. 養生
  2. 解体・撤去
  3. 壁・天井クロス張り
  4. 床張り
  5. 便器取付け
  6. 配管結び
  7. 周辺器具取付け
  8. 片付け

便器のみの取替えの場合は、半日程度。壁・天井・床もリフォームする場合は1~2日で工事は完了します。

キッチンのリフォームについて

キッチンのリフォームの内容は、キッチンの取替え、壁や天井の壁紙張替え、床の張替えが基本的なものになります。それに加えて、対面キッチンへの配置換えや、キッチンをコンパクト化するリフォームも人気を集めています。

特に主婦(主夫)の方にとっては暮らしの中心になる部分ですので、生活が便利になるようにリフォームの計画をしたいですね。

リフォーム時期の目安

キッチンのリフォーム時期の目安は、新築から15~20年目と言われています。しかし、以下の項目に当てはまるものがある場合は、点検やリフォームの依頼をなるべく早く検討する必要があります。

  • 目に見える腐敗箇所がある
  • 水栓から水漏れしている
  • シンク下から水漏れしている
  • 排水口が詰まる
  • 嫌なにおいがする
  • シンクや排水口がいつもヌメっている
  • 換気扇が壊れている、不審な音がする
  • 食器洗浄乾燥器や、加熱調理機器などのビルトイン機器が故障している
  • 掃除がしにくく、ストレスを感じる

これらの症状がある場合、住宅の構造体にも良くない影響を及ぼしてしまう場合があるので、ぜひチェックしてみてください。この他にも、家族の状況や利便性を考慮してリフォームの計画をしてみてもいいですね。

費用相場

キッチンのリフォームの相場は、100~150万円となっています。これは、現在の配置を変えずにキッチンを新しいシステムキッチンに取り替えることや、配置を換えて比較的安価なシステムキッチンを設置することができる値段です。リフォームの内容から、費用の相場を確認してみましょう。

現在と同じ配置でシステムキッチンのみを交換

費用相場は30~150万円が目安になります。コンパクトなサイズの幅1.8m以下のシステムキッチンのみを交換する場合、50万円以下で工事ができてしまうことがほとんどです。

現代の住宅で最も一般的な幅2.55mのシステムキッチンを交換する場合、100万円程度の工事費用が掛かってきます。システムキッチン自体のサイズが大きくなればなるほど、器具の値段や、工事面積も広くなりますので、工事費用も高くなります。

キッチンの配置を変える

費用相場は150~350万円が目安になります。現況のキッチンが壁付けのものを、対面キッチンに変更する場合など、キッチン自体の位置を変更するリフォームを行う場合の工事費になります。

工事費用はシステムキッチンのグレードや、形状によって大きく異なりますが、現況のキッチンを撤去し、天井・壁・床を張り替え、換気ダクトを設置し、電気工事を行い、キッチンを設置、給排水設備を整え、ガスを配管する等の多くの手間が掛かる工事になりますので、配置を換える場合150万円以上は掛かることを覚悟しておきましょう。

LDK一体型の間取りの場合は、工事範囲をどこで見切るか(どこまで工事を行うか)も判断が難しい部分ではあります。予算に応じて不自然にならないようにリフォームの範囲を決められるといいですね。

工事の流れとかかる日数

キッチンのリフォームは、配置を変えない工事の場合でも2~3日掛かります。一般的には以下のように進められます。

工事前

  1. 現地調査
  2. 見積
  3. 打ち合わせ(色決めや、ショウルーム確認など)
  4. 契約

着工後

1日目
  1. 養生
  2. 解体・撤去
  3. 配管切回し
  4. 床・下地工事
  5. 換気扇ダクト取付け
  6. 電気工事
  7. 壁パネル取付け
2日目
  1. 換気扇取付け
  2. キッチン据付
  3. 加熱調理器取付け
  4. コーキング
3日目

クロス張り(内装工事)

この場合、1日目の朝までと、3日目の夜からキッチンは使えるようになるので、キッチンが使えない期間は2日間となります。床やクロスの工事範囲が広い場合や、配置の変更をする場合は更に日数が掛かりますが、1週間程度で工事が完了する場合がほとんどです。

バス(浴室)のリフォームについて

バス(浴室)のリフォームの内容は、システムバスを新しいシステムバスに取り替えるリフォーム、在来工法の浴室をシステムバスに替えるリフォーム、在来工法の浴室を新しくして綺麗にするリフォームが考えられます。工事費用は、前者から後者にかけて高くなっていきます。

浴室は、住宅の中で一番水を使う部屋になります。その分、絶対に漏水を起さない信頼できる工事が必要になります。システムバスの場合は、比較的手間のかからない工事になりますが、在来工法の浴室をリフォームする場合、一定の技術力と工事日数が必要になりますので、業者選びを特に慎重に行いたいですね。

リフォーム時期の目安

浴室のリフォーム時期の目安は、新築から15~20年目と言われています。しかし、以下の項目に当てはまるものがある場合は、点検やリフォームの依頼をなるべく早く検討する必要があります。

  • 浴槽や壁・床・天井にひび割れがある
  • サビが発生している部分がある
  • ひどい着色汚れがある
  • カビが多い
  • 排水が流れにくい、詰まりやすい
  • 嫌なにおいがする
  • 排水口から害虫やネズミが上がってくる
  • 脱衣室の床がぶよぶよしたり、壁紙がはがれてきている
  • 脱衣室にもカビが生えている
  • 乾燥機が回らない、調子が悪い
  • 掃除しにくく、ストレスを感じる

これらの症状がある場合、住宅の構造体や家族の健康にも良くない影響を及ぼしてしまう場合があるので、ぜひチェックしてみてください。浴室は、家族内での不慮の事故が起きやすい場所です。安全のために、浴室の寒さ対策、滑りやすい床のリフォーム、段差のバリアフリー化も検討したいですね。

費用相場

浴室のリフォームの相場は、70~150万円となっています。これは、在来工法で作られた浴室を解体して、システムバスに交換する場合と、システムバスを交換する場合の工事費用の相場になります。

システムバスは、掃除がしやすく、漏水のリスクも少なく、施工性が良く、安価でデザインも豊富になってきているため、リフォームの選択肢としてとても人気を集めています。

工事費用の相場150万円以上になると、以下の選択肢が選べるようになります。

在来工法の浴室を新しく作るリフォーム

現在の浴室を解体し、その家のために設計・デザインされた浴室のリフォームが出来ます。例えば、好きな大きさの浴槽を選び、ひのき等の好きな木材を使うことや、タイル張りの床、壁で高級感を演出した浴室を作ることなどを楽しめます。

この上なく豊富な選択肢の中から、自由に選択し、工事を行う事になるので、とんでもない金額にならないように、予め予算を明確にしておく必要があります。

高級感のあるシステムバスを使ったリフォーム

システムバスの中でも上位グレードのものを選ぶと、在来の浴室を作るくらい費用がかかるリフォームになることがあります。上位グレードのシステムバスは、オリジナル性には欠けますが、洗練されたデザインで、より掃除がしやすく、より安全で心地いいお風呂タイムを楽しめるように充分配慮されています。

工事の流れとかかる日数

浴室のリフォームは、リフォームの内容によって数日間の差が出てきます。
工事前の段取りは

  1. 現地調査
  2. 見積
  3. 打ち合わせ(色決めや、ショウルーム確認など)
  4. 契約

というように進められます。リフォームの内容別に確認をしてみましょう。

在来工法の浴室からシステムバスへのリフォーム

在来工法の浴室からシステムバスへのリフォームの場合、現場の状況によって工程が延びる場合もありますが、一般的に以下のように進められます。

1日目(場合によって2日間)
  1. 養生
  2. 現況の浴室解体、撤去
2日目(場合によって2日間)
  1. コンクリート基礎新設
  2. 木工事
  3. 電気工事
  4. 配管工事
3日目
  1. システムバス搬入
  2. 配管工事
4日目

システムバス組立

5日目
  1. 脱衣室側内壁木工事
  2. 内装工事
  3. 外壁工事
6日目
  1. 電気工事
  2. クリーニング

配管の状況や、周囲の痛みの状況によって補修範囲が広がることもあり、10日ほどかかることもありますので、1週間以上2週間以内という解釈でいると安心です。

システムバスからシステムバスへのリフォーム

システムバスからシステムバスへのリフォームの場合、一般的に以下のように進められます。

1日目
  1. 養生
  2. 古いシステムバスの解体、撤去
2日目
  1. 配管工事
  2. 電気工事
  3. 新しいシステムバス搬入
3日目
  1. システムバス組み立て
  2. 配管工事
4日目
  1. 脱衣室側内壁木工事
  2. 内装工事
  3. クリーニング
  4. 引き渡し

こちらはスムーズに進みやすい工事になりますので、余程の漏水などが無い限り1週間以内に完了します。

在来の浴室から在来の浴室へのリフォーム

在来の浴室を解体し、新しい在来の浴室にリフォームする場合、その工法によって工期が大きく異なってきますので、一概には言えません。この場合の工事日数は2週間以上必要になると考えましょう。

洗面所、洗面台のリフォームについて

洗面所、洗面台のリフォームの内容は、洗面台のみの交換から洗面所の内装リフォーム、配置換えが一般的です。洗濯機やタオル、洗面用品、場合によっては下着やパジャマなど、意外と置いておきたいものが多い部屋でもありますので、リフォームでは収納計画も合わせて検討したいですね。

リフォーム時期の目安

洗面台や洗面所は、新築から15~20年を目安に洗面台リフォームを考えたいですね。しかし、以下の項目に当てはまるものがある場合は、点検やリフォームの依頼をなるべく早く検討する必要があります。

  • 目に見える腐敗箇所がある
  • 水栓から水漏れしている
  • 洗面ボウル下から水漏れしている
  • 洗面ボウルが割れている
  • 排水口が詰まる
  • 嫌なにおいがする
  • 照明器具や曇り止めヒーター等の付属設備の運転が不安定
  • 収納が足りず、散らかっている
  • 掃除がしにくく、ストレスを感じる
  • 家族の人数に対して狭い・足りないと感じる

これらの症状がある場合、住宅の構造体にも良くない影響を及ぼしてしまう場合があるので、ぜひチェックしてみてください。この他にも、家族の状況や利便性を考慮してリフォームの計画をしてみてもいいですね。

費用相場

洗面所の工事費用の相場は30~50万円で、洗面台のみ取り替える場合は10~30万円が相場となっています。

洗面所の工事内容別のリフォーム費用の相場は、以下のようになっています。

  • 幅75cm以下のコンパクトタイプの洗面台のみを取り替える工事:~10万円
  • 洗面台のみを取り替える工事:10~30万円
  • コンパクトタイプの洗面台取替え+クロス張替え(1坪程度):15~25万円
  • スタンダードな洗面台の取替え+クロス張替え+床CFシート張替え(1坪程度):25~50万円
  • ハイグレードな洗面台へのリフォーム、こだわった内装のリフォーム、配置換え等:50万円以上

洗面所リフォームの費用を左右するのは、洗面台自体の価格です。サイズが大きいものや、オプションの有無、機器のシリーズがハイグレードなものは費用がかかりますので、予算に合わせた機器選びからスタートしたいですね。

工事の流れとかかる日数

洗面台の配置を変更せず、取替えのみの場合は一般的に半日~1日の工事となります。洗面台の取替えと、洗面所の内装リフォームの場合は、一般的に以下のように進められます。

工事前

  1. 現地調査
  2. 見積
  3. 打ち合わせ(色決めや、ショウルーム確認など)
  4. 契約

1日目

  1. 家具移動
  2. 養生
  3. 既存洗面台撤去、壁・床・天井撤去
  4. 配管工事

2日~3日目

  1. 下地工事
  2. 内装工事
  3. 新しい洗面台、洗濯パン、水栓等取付け
  4. 配管工事
  5. 家具取付け、洗濯機据付
  6. クリーニング

工事内容によりますが、余程のことが無い限り一般的に洗面所のリフォームは5日以内で終わります。配置換えなどによっての木工事範囲が大きくなる場合や、配管や下地の痛みがある場合は日数が更にかかります。

水回りのリフォーム時期と、工事費用の相場、工事日数について解説してきました。水回りのリフォームが推奨される時期は、どれも同じタイミングになりますので、まとめて行うことができれば諸経費や養生費など工事費の節約にも繋がります。

信頼できる業者と相談しながら、予算や家庭の都合に合ったリフォームをできるといいですね。

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